インフラストラクチャ層の実装 ================================================================================ .. only:: html .. contents:: 目次 :depth: 3 :local: インフラストラクチャ層では、\ :ref:`repository-class-label`\ を行う。 RepositoryImplは、Repositoryインタフェースで定義したメソッドの実装を行う。 | .. _repository-class-label: RepositoryImplの実装 -------------------------------------------------------------------------------- 以下に、MyBatis3を使って、リレーショナルデータベース用のRepositoryを作成する方法を紹介する。 * \ :ref:`repository-mybatis3-label`\ | .. _repository-mybatis3-label: MyBatis3を使ってRepositoryを実装 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ リレーショナルデータベースとの永続APIとしてMyBatis3を使う場合、MyBatis3から提供されている「\ :ref:`DataAccessMyBatis3AppendixAboutMapperMechanism`\ 」を利用してRepositoryインタフェースを作成すると、基本的にはRepositoryImplを実装する必要はない。 これは、MyBatis3が、Mapperインタフェースのメソッドと呼び出すステートメント(SQL)のマッピングを自動で行う仕組みになっているためである。 MyBatis3を使用する場合、アプリケーション開発者は、 * Repositoryインタフェース(メソッドの定義) * マッピングファイル(SQLとO/Rマッピングの定義) の作成を行う。 | 以下に、Repositoryインタフェースとマッピングファイルの作成例を示す。 | MyBatis3の使用方法の詳細は、\ :doc:`../ArchitectureInDetail/DataAccessDetail/DataAccessMyBatis3`\ を参照されたい。 - Repositoryインタフェース(Mapperインタフェース)の作成例 .. code-block:: java package com.example.domain.repository.todo; import com.example.domain.model.Todo; // (1) public interface TodoRepository { // (2) Todo findByTodoId(String todoId); } .. tabularcolumns:: |p{0.10\linewidth}|p{0.90\linewidth}| .. list-table:: :header-rows: 1 :widths: 10 90 * - 項番 - 説明 * - | (1) - POJOのインタフェースとして作成する。 MyBatis3のインタフェースやアノテーションなどを指定する必要はない。 * - | (2) - Repositoryのメソッドを定義する。 基本的には、MyBatis3のアノテーションを付与する必要はないが、一部のケースでアノテーションを指定する事もある。 - マッピングファイルの作成例 .. code-block:: xml .. tabularcolumns:: |p{0.10\linewidth}|p{0.90\linewidth}| .. list-table:: :header-rows: 1 :widths: 10 90 * - 項番 - 説明 * - | (3) - Repositoryインタフェース毎にマッピングファイルを作成する。 マッピングファイルのネームスペース(\ ``mapper``\ 要素の\ ``namespace``\ 属性)には、RepositoryインタフェースのFQCN(Fully Qualified Class Name)を指定する。 * - | (4) - Repositoryインタフェースに定義したメソッド毎に実行するステートメント(SQL)の定義を行う。 ステートメントID(各ステートメント要素(\ ``select``\ /\ ``insert``\ /\ ``update``\ /\ ``delete``\ 要素の\ ``id``\ 属性)には、Repositoryインタフェースのメソッド名を指定する。 * - | (5) - クエリを発行する場合は、必要に応じてO/Rマッピングの定義を行う。 シンプルなO/Rマッピングであれば自動マッピングを利用する事ができるが、複雑なO/Rマッピングを行う場合は、個別にマッピングの定義が必要となる。 上記例のマッピング定義は、シンプルなO/Rマッピングなので自動マッピングを利用する事もできる。 | .. raw:: latex \newpage