1.8. ガイドラインの観点別マッピング

ガイドラインの4章以降は機能別に説明されているが、機能面とは別の観点で、どの節にどの内容が含まれているかのマッピングを示す。

1.8.1. セキュリティ対策に関するマッピング

1.8.1.1. OWASP(Open Web Application Security Project)による観点

OWASP(Open Web Application Security Project)は、Webアプリケーションのセキュリティ向上を目的とした国際的なオープンソースコミュニティである。
OWASPでは、Webアプリケーションにおけるセキュリティ上のリスクを特定・分類し、その対策方法を提供しており、OWASP Top 10 for 2025としてWebアプリケーションで最も重要なセキュリティリスクの上位10項目をまとめている。
OWASP Top 10 for 2025を確認し、堅牢なアプリケーションを構築するために必要な対策を講じることが重要である。

本節では、OWASP Top 10 for 2025の各項目に対応するガイドライン内の関連箇所を示す。

項番

項目名

ガイドライン内の関連箇所

A1:2025

Broken Access Control

A2:2025

Security Misconfiguration

A3:2025

Software Supply Chain Failures

  • 特に言及なし

A4:2025

Cryptographic Failures

A5:2025

Injection SQL Injection

A5:2025

Injection OS Command Injection

A5:2025

Injection Email Header Injection

A5:2025

Injection

A5:2025

Injection Cross-Site Scripting (XSS)

A6:2025

Insecure Design

  • 特に言及なし

A7:2025

Authentication Failures

A8:2025

Software or Data Integrity Failures

  • 特に言及なし

A9:2025

Security Logging & Alerting Failures

A10:2025

Mishandling of Exceptional Conditions


1.8.1.2. CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)による観点

ガイドラインで言及しているCVEごとにその説明とガイドラインへのリンクを記載する。
ガイドラインで言及していないCVEについては、Pivotal Product Vulnerability Reportsを参照されたい。

CVE

概要

ガイドラインでの言及箇所

CVE-2014-1904

<form:form>タグの action属性を省略するとXSS攻撃を受ける可能性がある

CVE-2015-3192

DTDを使用したDoS攻撃が可能となる

CVE-2016-5007

Spring SecurityとSpring MVCのパス比較方法の差異を利用して認可のすり抜けが可能となる

CVE-2019-12415

Apache POI 4.1.0以前を利用したEXCELファイルからXMLへの変換において、細工されたEXCELファイルによるXXE攻撃を受ける可能性がある

CVE-2020-5408

暗号化の結果が毎回同一となることを利用した辞書攻撃により、暗号化前の平文を取得されてしまう可能性がある