STSの設定手順 ================================================================================ .. only:: html .. contents:: 目次 :depth: 3 :local: | | Spring Tool Suite(以降STSと呼ぶ)とは、EclipseをベースにSpringでの開発に適した機能が組み込まれている統合開発環境である。 | 本章では\ |framework_name|\で解説するアプリケーション開発に適した設定方法について解説する。 なお、以降の解説はJava、Maven及びアプリケーションサーバーがインストールされていることを前提としている。これらのインストール手順については各自で調査されたい。 | .. _SpringToolSuiteWhatIsSTS: Spring Tool Suite とは -------------------------------------------------------------------------------- | STSはSpring Bootでの開発に適したツールとして作成されている。 | Spring Bootを使用しないSpringアプリケーション開発に対しては不足している機能があるため、不足部分の補完方法についてこの章で解説していく。 | .. _SpringToolSuiteInstalling: STSの導入手順 -------------------------------------------------------------------------------- .. _SpringToolSuiteInstallingIDE: STSの導入 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | STS本体は\ :url_spring_io:`STSの公式ページ `\ から取得することができる。 | 過去のバージョンのSTSを使用したい場合は\ :url_sts_github:`STSのGitHub <>`\ からダウンロードされたい。 なお、以下で紹介する導入手順はWindowsを前提としているため注意されたい。 ダウンロードした「spring-tools-for-eclipse-xxx.zip」を任意のフォルダに展開する。 展開されたフォルダ内の「SpringToolsForEclipse.exe」を実行することでSTSを起動することができる。 | .. _SpringToolSuiteInstallingPlugin: プラグインの導入 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | STSには従来のJakarta EE(Java EE)Webアプリケーション開発向けのWeb Tools Platform (WTP)やJSPエディタなどが搭載されていない、従来のSpring アプリケーション開発向けのXML形式のBean定義ファイルがサポートされていない等、\ |framework_name|\ で解説するアプリケーション開発に必要な機能が不足している。 | プラグインの導入はEclipse Marketplace経由で行う。 | STSのメニューから、Help > EclipseMarketplaceを選択し、以下のプラグインを導入する。 * Eclipse Enterprise Java and Web Developer Tools Webアプリ開発用のプラグイン(WTP)やJSPエディタを使用するために必要なプラグイン。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/SpringToolSuiteEnterpriseJavaPlugin.png :alt: Eclipse Marketplace :align: center :width: 75% .. _SpringToolSuiteProxySettings: .. note:: プロキシ環境下でプラグインを導入する場合、プロキシ設定を行わないとEclipse MarketPlaceに接続できずプラグインを導入することができない。 プロキシ設定は以下の手順で行える。 * STSのメニューから、Window > Preferences > General > Network Connections からプロキシ設定を開き、Active ProviderをManualにしてHTTPとHTTPSにプロキシを設定する。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/SpringToolSuiteProxy.png :alt: SpringToolSuite Proxy Settings :align: center :width: 50% | .. _SpringToolSuiteAdvanceSettings: 作業用の事前設定 -------------------------------------------------------------------------------- .. _SpringToolSuiteJavascriptEditorSettings: JavaScriptのエディタ設定 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | eclipse 2020-06リリース以降、JavaScript用に使用されるエディタがJavaScript DevelopmentTools(以降JSDTと呼ぶ)で提供されていたJavaScript Editorから、Eclipse Wild Web Developerというプラグインで提供されるGeneric Text Editor(もしくは普通のText Editor)に変更されている。 | この影響でformatter.xmlを使用してのJavaScriptのフォーマットが行えないため、以下の手順でJSDTを導入する必要がある。 1. STSのメニューから、Help > Install New Softwareを選択し、Work withに「\ ``https://download.eclipse.org/releases/latest/``\ 」を入力する。 2. Web,XML,Java EE and OSGi Enterprise Development > JavaScript Development Tools を選択し、インストールを行う。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/SpringToolSuitejavascript.png :alt: Eclipse Marketplace :align: center :width: 75% .. note:: JSDTのインストール後、再起動を行うことで自動的に.jsファイルをJavaScript Editorで開くようになる。自動的に切り替わらない場合は、STSのメニューから、Window > Preferences > General > Editors > File Associations を開き、\*.jsファイルに対してJavaScript Editorを関連付ける。 | .. _SpringToolSuiteJavaSettings: Java設定 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | STSの設定によっては予め用意したJDKではなくSTSに同梱されているJDKなどが使用される場合があるので、以下の手順でJDKの設定を確認する。 1. STSのメニューから、Window > Preferences > Java > Installed JREs を開き、予め用意したJDKにチェックがついていることを確認する。 2. 用意したJDKが一覧に存在しない場合は AddからStandard VMを選択し、Directoryから用意したJDKを選択し追加する。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/SpringToolSuiteJava.png :alt: SpringToolSuite Java Settings :align: center :width: 50% | .. _SpringToolSuiteMavenSettings: Maven設定 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | STSはデフォルトだとSTSに同梱されたMavenを使用するため、以下の手順で予め用意したMavenを使用するよう設定する。 1. Window > Preferences > Maven > Installations からAddを選択し、Directoryから用意したMavenを選択し追加する。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/SpringToolSuiteMaven.png :alt: SpringToolSuite Maven Settings :align: center :width: 50% | .. _SpringToolSuiteServerSettings: Server設定 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | 以下の手順でアプリケーションサーバの追加を行う。 | ここでは例としてTomcatを使用する場合の設定手順について説明する。 1. Window > Show View > Other... > Server > Servers を選択し、Serverビューを表示する。 2. Serverビューを右クリックし、New > Serverを選択する。 3. Apache配下から使用しているTomcatのバージョンと一致するTomcatを選択しNextを押下する。 4. Browseから事前にインストールしておいたtomcatを選択し、Finishを押下する。 5. サーバにアプリケーションを設定したい場合は、追加したサーバを右クリックしてAdd and Removeを選択する。表示された画面のAvailableにある動作させたいアプリケーションを選択し、AddでConfiguredに追加してFinishを押下する。 6. アプリケーションを設定したサーバを右クリックし、Startを選択してサーバを起動する。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/SpringToolSuiteServer.png :alt: SpringToolSuite Server Settings :align: center :width: 50% | .. _SpringToolSuiteJavaVersion: Javaバージョンが異なる場合の対応 -------------------------------------------------------------------------------- | 本ガイドラインで説明しているプロジェクトをインポートした際に、期待したJavaバージョンのJRE System Libraryを参照しない場合がある。 | これは、STSが起動時に使用するJavaバージョンや事前に準備されたプロジェクトが参照するmaven-compiler-pluginやJDKアクティブプロファイルの設定などにより、プロジェクトのJavaバージョンが変更されてしまうためである。 | ここでは、一時的にプロジェクトの設定を変更し、期待したJavaバージョンで動作させる方法を紹介する。ただし、一時的な手段であるため、設定変更やUpdate Maven Projectの実行などにより元に戻る点に注意されたい。 | Project Facetsの設定 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ | Project FacetsのJavaバージョンを変更することにより、プロジェクトが参照するJRE System Libraryを変更することができる。 | マルチプロジェクトの場合は、各プロジェクト毎に設定する必要がある。 1. プロジェクトを右クリック > Properties > Project Facets を選択し、Javaのバージョンを変更する。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/SpringToolSuite_Project_Facets.png :alt: SpringToolSuite Project Facets :align: center :width: 60% | Maven Profileの設定 -------------------------------------------------------------------------------- Maven Profileが設定されている場合、適切に切り替えることにより、状況に応じた設定にすることが可能となる。 1. プロジェクトを右クリック > 「Maven」->「Select Maven Profiles…」をクリックし、設定するプロファイルを選択して「OK」ボタンを押下する。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/MavenProfile.png :alt: Maven Profile :align: center :width: 60% プロジェクトによりMaven Profileの設定は異なるため、各プロジェクトのpom.xmlを参照し、適切に設定を変更されたい。 | STSの操作方法 -------------------------------------------------------------------------------- STSの操作方法について知っていると便利なものについて説明する。 | パッケージの表示形式 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ パッケージの表示形式は、デフォルトは「Flat」だが、「Hierarchical」にしたほうが見通しがよい。 Package Explorerの「View Menu」 (右端の3点リーダー)をクリックし、「Package Presentation」->「Hierarchical」を選択する。 .. figure:: ./images_SpringToolSuite/presentation-hierarchical.png :width: 60% Package PresentationをHierarchicalにすると、以下の様な表示になる。 .. tabs:: .. group-tab:: Java Config .. figure:: ./images_SpringToolSuite/presentation-hierarchical-view_JavaConfig.png .. group-tab:: XML Config .. figure:: ./images_SpringToolSuite/presentation-hierarchical-view_XMLConfig.png .. raw:: latex \newpage